LINE公式アカウントの友だち増やし方|効果的な集客施策10選

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LINE公式アカウントを開設したものの、「友だちがなかなか増えない」という悩みは多くの事業者が経験します。友だちが増えなければ、どれだけ良いメッセージを作っても届く人が限られます。一方で、友だちの数だけを追って、特典目当ての人ばかり集めても、あとで反応が伸びにくくなります。

この記事では、LINE公式アカウントの公式マニュアルで確認できた「友だちの集め方」を10の施策に整理し、費用がかからないものから有料のものへ順に紹介します。あわせて、特典を付けるときに気をつけたい景品表示法などのルールも確認します。仕様や条件は2026年10月4日時点で公式ページを確認できた範囲で書いています。

この記事の3行まとめ

① 公式の「友だち追加ガイド」では、QRコード・URL・友だち追加ボタン・クーポンQRコード・ポスター・ノベルティを使える。まず無料のものから整え、経路別に数を測る
② 友だち追加広告は、認証済アカウントなどの条件を満たす場合に使え、友だち追加があったときのみ料金がかかる。単価の公式な目安は示されていない
③ 友だち追加の特典は、内容によって景品表示法の景品規制の対象になる。限度額を確認してから設計する

友だちが増えない主な原因

原因はアカウントごとに違います。次の3点を確認すると、手を打つ順番が見えてきます。

  • 追加してもらう場所が少ない:店頭、Webサイト、SNS、紙の販促物のうち、導線がない場所がないか
  • 追加するメリットが伝わっていない:「何がもらえるか」「何が便利になるか」が一言で説明されているか
  • どの経路が効いているか分からない:経路を分けて測っていないと、次の一手を選べない

公式のノベルティ(三角POPなど)には、友だち追加時の特典や配信内容を自由に書ける枠があり、メリットを紙で伝える前提になっています。(出典:公式マニュアル「友だち追加ガイド」)

友だちを増やす10の施策

① 店頭にQRコードとポスターを置く(無料)

管理画面の「友だち追加ガイド」では、友だち追加用のQRコードを作成し、印刷して店頭に置けます。友だち募集用のポスターは無償でダウンロードでき、アカウントが認証されるとポスターのデザインを選べます。

② スタッフが一言添えて案内する

飲食チェーンのあっぷるアイビーは、店頭で「お得なクーポンがもらえます」「LINEから予約できて便利です」と、お客様のメリットを分かりやすく説明して友だち追加を促しています。特に力を入れた店舗では、1週間で200名以上の友だち追加があったと述べています(同社の説明)。(出典:公式事例「あっぷるアイビー」(2025年4月公開))

③ 友だち追加クーポンを用意する

「クーポンQRコード」は、読み込むと店で使えるクーポンリストか特定のクーポンが表示され、友だち追加後すぐに使えるようになります。注意点として、クーポンの有効期間が切れると、ユーザーはそのQRコードから友だち追加できなくなります。期間には余裕を持たせましょう。(出典:公式マニュアル「友だち追加ガイド」)

④ Webサイトに友だち追加ボタンを置く

「ボタンを作成」から、友だち追加ボタンのHTMLをコピーできます。ブログやホームページのヘッダー、メールマガジンなどに貼れます。

⑤ URLをSNSやメールで共有する

友だち追加用のURLと、目的別のシェア用画像を作成できます。SNSの投稿や、メールの署名などで案内します。(出典:公式マニュアル「友だち追加ガイド」)

⑥ 友だち紹介クーポンを使う

クーポンの獲得条件に「友だち紹介」を選ぶと、紹介した人と紹介された人の双方がクーポンを受け取れます。紹介する人が獲得できる枚数は、上限ありの場合1〜30枚で設定できます。(出典:公式マニュアル「クーポン」)

ベーカリーのShuklevain(あさひ製菓)は、2025年1月20日から2月16日にこのクーポンを配り、期間内の新規友だちの約半数が紹介クーポン経由でした。そのうち約3割が来店してクーポンを使い、ある店舗では、紹介経由の友だちのブロック率が店舗で追加した友だちの4分の1程度だったと報告しています。期間中は週1回程度のリマインド配信も行っています。(出典:公式事例「あさひ製菓(Shuklevain)」(2025年9月公開))

⑦ レシートや販促物にQRコードを印字する

同じShuklevainの事例では、2025年4月から友だち追加QRコードをレシートに印字しました。4〜6月に友だち追加したユーザーの37%がレシートのQRコード経由で、6店舗で3か月に平均365人が追加しています。声がけの時間が取りにくい駅ナカ店で大きな成果があったと述べています。名刺やチラシなどにも、同じ考え方で印字できます。(出典:公式事例「あさひ製菓(Shuklevain)」(2025年9月公開))

⑧ 認証済アカウントにして、検索から見つけてもらう

認証済アカウントは、LINEアプリ内の友だち検索の対象になります。申請には審査があり、5〜10営業日かかります。手順はLINE公式アカウントの始め方で解説しています。(出典:公式「認証済アカウントとは」)

⑨ 友だち追加広告を使う(有料)

友だち追加広告は、LINE公式アカウントのWeb版管理画面から出稿できる広告で、2026年5月9日にリニューアルされました。利用条件は、認証済アカウントであること、支払い方法が登録済みであること、ビジネスマネージャーの認証済み組織と接続していることです。料金は、友だち追加があった場合にのみ請求されます。店舗の場合は、地域の設定が特におすすめとされています。

友だち1人あたりの単価について、公式マニュアルに目安は示されていません。まず少額で試し、管理画面の実績で確認してください。(出典:公式マニュアル「友だち追加広告」)

⑩ ノベルティや店内の販促物を使う(有料)

友だち追加ガイドでは、QRコード入りの三角POP、ステッカー、ラミネートパネル、ショップカードなどのノベルティを購入できます。ノベルティの購入は、Web版管理画面からの認証済アカウントのみです。(出典:公式マニュアル「友だち追加ガイド」)

経路別に測って、効いた施策を残す

「友だち追加経路を設定」で、経路・流入元・キャンペーンの名前を付けたURLとQRコードを作ると、「分析」>「友だち」>「追加経路」で、どこから追加されたかを見られます。公式マニュアルの例では、経路を「ホームページ」、流入元を「メインバナー」「ストーリー投稿」、キャンペーンを「サマーセール」のように分けています。(出典:公式マニュアル「友だち追加ガイド」)

ただし、見え方には制約があります。選択した期間内に、経路・流入元・キャンペーンのそれぞれで20回以上の友だち追加がないと、数値が確認できず「その他」にまとめられます。ブロック数は、選択期間中のブロック数で、その期間に追加した人のブロックとは限りません。(出典:公式マニュアル「分析 – 友だち」)人数が少ないうちは、経路を細かく分けすぎないほうが読み取りやすくなります。

友だちになってもらった後|あいさつメッセージで離脱を防ぐ

友だち追加された直後に自動で送られるのが、あいさつメッセージです。アカウントの紹介やクーポンの案内に使えます。「はじめて友だち追加されたときだけ送る」設定もあり、ブロック解除のたびに同じ特典を送りたくない場合に使います。(出典:公式マニュアル「あいさつメッセージ」)特典を渡したうえで、次の配信につなげる流れはLINE公式アカウントのセグメント配信で整理しています。

特典を付けるときの法令・ルール

景品表示法|友だち追加の特典は景品規制の対象になりうる

消費者庁の景品Q&Aには、SNSアカウントの友達登録で応募でき、当選者が景品を受け取るために店舗へ来店する必要がある懸賞は、取引に付随し、来店すればもれなく景品を受けられる場合は総付景品の規制の対象になる、という整理があります。(出典:消費者庁「景品表示法 景品Q&A」(PDF))総付景品の限度額は、取引価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の10分の2とされています。(出典:消費者庁「景品規制の概要」)

一方で、購入時に使える値引券は、正常な商慣習に照らして値引と認められれば景品類に含まれない、という整理もあります(同Q&A)。どちらに当たるかは企画の内容で変わるため、個別の判断は消費者庁などの窓口や専門家に確認してください。抽選や応募企画の設計はユーザー参加型キャンペーン設計で詳しく扱っています。

特定電子メール法・個人情報保護法・表示

広告や宣伝のメールは、取引関係がある場合などを除き、事前に同意した相手にだけ送るオプトイン方式が定められています。LINEの配信が対象かは断定しませんが、友だち追加の案内で配信内容を伝えておくことが基本です。(出典:総務省「特定電子メール法」)また、アンケートなどで情報を集める場合は、利用目的をできる限り特定し、取得したら速やかに本人に通知または公表する必要があります(個人情報保護法第17条・第21条)。(出典:e-Gov「個人情報保護法」)「先着◯名」「今だけ」などの表現は、事実と違えば有利誤認表示のおそれがあります。(出典:消費者庁「表示規制の概要」)

よくある失敗と対処

失敗例対処
特典目当ての人ばかり増える特典は自社の主力商品に結びつけ、あいさつメッセージから次の配信につなげる
クーポンQRの期限が切れて、追加できなくなる有効期間に余裕を持たせる
どの施策が効いたか分からない経路・流入元を分けて測る。20未満は「その他」になる
広告だけに頼る無料の導線(店頭・Web)を整えてから、少額で試す
特典の景品規制を確認していない限度額と、景品類にあたるかを事前に確認する

よくある質問(Q&A)

Q. 友だち追加広告の費用はいくらですか?
A. 公式マニュアルには単価の目安は載っていません。友だち追加があったときのみ料金が請求され、1日の予算は目安で上限ではない旨も記載されています。まず少額で試し、管理画面の実績を見てください。(出典:公式マニュアル「友だち追加広告」)

Q. ブロックされないためにはどうすればよいですか?
A. 公式のキャンパス講座は、情報発信が少なすぎるアカウントはブロックされる可能性が高まるとして、週1回の頻度での計画配信を案内しています。ただし最適な頻度は業種で異なります。(出典:マーケティングキャンパス「メッセージ配信」)

Q. 事例のように友だちが増えますか?
A. 事例は取材先の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。ほかの事例はLINE公式アカウント運用の成功事例で、原文を確認できたものに限って紹介しています。

まとめ

友だちを増やすには、店頭・Web・SNS・紙の販促物など、複数の場所に導線を置き、追加するメリットを一言で伝えることが基本です。公式の友だち追加ガイドを使えば、QRコード、URL、ボタン、クーポンQRコード、ポスターを無料で用意できます。友だち紹介クーポンやレシートへのQRコード印字は、公式事例で成果が報告されています。

そのうえで、経路別に数を測り、効いた施策を残します。特典は景品表示法の限度額を確認してから設計しましょう。まずは、店頭のQRコードと友だち追加ボタンの設置からです。

参考情報・出典