ハッシュタグ選定テンプレ(業種別)

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投稿のたびにハッシュタグをゼロから考えていると、時間がかかるうえに、毎回ばらつきが出ます。そこで役立つのが、自社用の「ハッシュタグ・マスターリスト」を作っておき、投稿のたびにそこから選ぶ運用です。業種ごとのお客様の探し方に合わせて作っておけば、担当者が替わっても同じ品質で運用できます。

この記事は、リストを作るためのテンプレートと、業種別の記入例をまとめたものです。タグの仕様や使い方の基本はハッシュタグ戦略 完全版で整理しているので、ここでは「リストの作り方と業種ごとの考え方」に絞ります。例として挙げるタグは、実在するかどうかや投稿件数を確認したものではありません。必ず自分で検索して確かめてから使ってください。

この記事の3行まとめ

① 1つの投稿に使えるタグは公式ヘルプで最大5個。リストは「投稿ごとに5個以内を選ぶ材料」と考える
② リストには、タグの役割と、検索で確認した日・結果をセットで記録する
③ 業種で「お客様の探し方」が違う。例のタグはそのまま使わず、必ず自分で検索して確認する

テンプレートの前提:5個までという上限

公式ヘルプには、1つの投稿に使用できるタグは最大5個で、6個以上のタグを含めるとコメントが投稿されないと書かれています。(出典:Instagramヘルプ「ハッシュタグを使用する」)以前は、リストを数十個作って多数を貼る運用が紹介されることもありましたが、今はその前提が使えません。リストの目的は「たくさん貼ること」ではなく、「投稿内容に合う5個をすぐ選べること」です。リストに何個登録するかについて、公式に目安は示されていません。自社で管理できる範囲で構いません。

マスターリストの項目(コピーして使えるテンプレート)

NotionやGoogleスプレッドシートなどで、次の列を持つ表を作ります。列の構成は運用上の一例です。

列書く内容ねらい
タグ#を除いた言葉表記ゆれを防ぐ
役割業種/地域/テーマ/ブランド/時期など5個の中で役割が重ならないようにする
確認日検索して結果を確認した日検索できなくなったタグに気づく
検索結果のメモ自社のお客様像に合う投稿が出るか関係の薄いタグを外す
使った投稿投稿日やURLインサイトと照らして見直す
判断継続/保留/削除見直しの結論を残す

業種別の記入例

以下は、業種ごとにお客様の探し方が違うことを示すための例です。#〇〇の部分は、自社の地名・店名・サービス名に置き換えてください。タグはあくまで例で、検索で確認したものではありません。

美容室・ヘアサロン

お客様は、最寄り駅や街の名前と「美容室」を組み合わせて探すことが多い業種です。そのため地域の枠を1つ確保し、残りでスタイル名やメニュー名など、その投稿で見せているものを示します。例:#〇〇駅美容室 #ボブ #ヘアカラー #〇〇(店名)。写真に写るスタイルの名前を選ぶと、投稿とタグのずれが起きにくくなります。予約ページへの導線はプロフィールのリンクで用意します。

カフェ・飲食店

「エリア+ジャンル」に、ランチやモーニングといった利用シーンを足して探されやすい業種です。メニューが季節で変わるため、時期の枠は入れ替え前提にします。例:#〇〇ランチ #〇〇カフェ #モーニング #〇〇(店名)。営業時間や場所は検索した人がすぐ知りたい情報なので、投稿やプロフィールで見つけやすくします。運用全体は飲食店のInstagram運用完全ガイドも参考にしてください。

雑貨・アパレルなどの小売店

商品カテゴリやブランド名・アイテム名で探されることが多く、地域よりも商品の枠を厚めにします。入荷や再入荷の時期の枠は、入荷が終われば外します。例:#〇〇(ブランド名) #ワンピース #新入荷 #〇〇(店名)。実店舗の場合は、店舗の地域タグを1つ加えて、来店の動機づけにします。

工務店・リフォーム会社

検討期間が長くなりやすく、「地域+工事の種類」(例:キッチンのリフォーム、注文住宅)で情報を集める人が多い業種です。施工事例の投稿では、工事の種類のタグを主役にします。例:#〇〇市注文住宅 #キッチンリフォーム #施工事例 #〇〇(社名)。見学会や相談会の告知には、時期の枠を使います。価格や効果の表現は、タグでも本文でも断定しすぎないようにしましょう。

教室・習い事

「地域+ジャンル+対象(子ども・大人など)」で探されやすい業種で、新年度など時期によって探される内容が変わる場合があります。体験レッスンの募集では、「体験」という言葉を含むタグを時期の枠に使います。例:#〇〇市ピアノ教室 #体験レッスン #子どものお稽古 #〇〇(教室名)。教室全体の集客設計は教室・スクールのInstagram集客をご覧ください。

なお、医療や美容医療など広告に関する法令・ガイドラインがある業種では、タグにも効果・効能を断定する言葉を入れないよう注意し、個別の可否は所管窓口や専門家に確認してください。

投稿の種類ごとの5枠の組み方(例)

同じリストから選ぶ場合でも、投稿の種類によって優先する枠は変わります。次は運用上の組み方の例です。

投稿の種類優先する枠の例考え方
日常の紹介・事例業種・テーマ・ブランド(地域は店舗型のとき)今回の投稿で見せている内容と一致するものを選ぶ
イベント・キャンペーンの告知地域・時期・ブランド期間が終わったら次回の投稿から外す
お客様の投稿を集めたいときブランドお客様にも同じタグを使ってもらえるよう、短く覚えやすい言葉にする

この表の枠も、すべてを埋める必要はありません。5個に満たなくても、投稿と合うタグだけを選ぶほうが運用しやすくなります。

使う前のチェックと避けたいタグ

リストに載せたタグも、使う前に確認が必要です。ヘルプには、ハッシュタグやその関連コンテンツが利用規約やコミュニティ規定に違反した状態が続くと、そのタグが検索できなくなることがあると書かれています。(出典:Instagramヘルプ「特定のハッシュタグを検索できない理由」)次の手順で確認しましょう。

  1. Instagramの検索でタグを入れ、結果が表示されるか確認する
  2. 表示された投稿が、自社のお客様像と関係があるか確認する
  3. 同じ言葉が別の意味で使われていないか(例:地名が人名や別の業種と重なる)を確認する
  4. 確認日をリストに記入し、合計5個以内に収める

検索結果の順番は、投稿のタイミングや他の人のエンゲージメントなどで決まると説明されています。(出典:Instagramヘルプ「ハッシュタグ検索結果に投稿が表示されるしくみ」)タグをリストから選ぶ作業だけでなく、投稿そのものの内容も大切です。

リストの見直しの進め方

見直しは、投稿ごとのインサイトとタグの記録を並べて行います。ヘルプによると、投稿のインサイトは最大2年間表示でき(出典:Instagramヘルプ「Instagram投稿のインサイトを表示する」)、アカウント全体のインサイトは過去90日以内の期間で確認できます。(出典:Instagramヘルプ「アカウントとコンテンツのインサイトを見る」)見直す頻度は運用上の例ですが、たとえば四半期ごとに、次の観点で見ます。

  • 使ったのに検索結果が出なくなったタグ → 削除
  • 自社のお客様像と合わない投稿が目立つタグ → 保留または削除
  • 投稿の閲覧者数が比較的高かった組み合わせ → 継続して試す(タグだけが原因とは限りません)

複数人で運用する場合は、リストを編集する担当者を1人に決め、他のメンバーは閲覧と提案だけにするとタグの表記ゆれを防げます。新しいタグを追加するときは、検索で確認した日と理由を一行メモしておくと、後で見直すときに判断しやすくなります(いずれも運用上の例です)。インサイトの指標の読み方はSNS効果測定の方法で解説しています。

ハッシュタグリストでよくある失敗

失敗例起きること対処
例のタグをそのままコピーする存在しない・関係の薄いタグを使ってしまう必ず自分で検索して確認する
リストを増やすだけで整理しない選ぶのに時間がかかる確認日と判断の列で定期的に整理する
他社の店名タグを入れるお客様が他社の投稿と混同する可能性がある自社名・サービス名のタグを使う(運用上の考え方)

よくある質問(Q&A)

Q. 競合がよく使っているタグを真似してもよいですか?
A. 公式ヘルプを確認した範囲では、他社が使うタグを参考にすること自体を禁止する記載は見当たりませんでした。ただし、競合の店名タグなど、混同を招くものは避けましょう。参考にしたタグも、自分で検索して確認してください。

Q. リストには何個登録するのが適切ですか?
A. 公式に目安は示されていません。1投稿あたりは5個までという上限(出典:Instagramヘルプ「ハッシュタグを使用する」)に合わせ、役割ごとに数個ずつ管理できる範囲で十分です。

Q. 投稿件数の多いタグと少ないタグ、どちらを選ぶべきですか?
A. 今回確認したヘルプには、投稿件数による推奨の記載は見当たりませんでした。件数ではなく、検索結果に自社のお客様像に合う投稿が出るかで判断するのが現実的です。

まとめ

ハッシュタグ選定テンプレートの要点は、「5個以内を選ぶための材料としてのリスト」「役割・確認日・検索結果のメモをセットで残す」「業種ごとのお客様の探し方に合わせて考える」の3つです。例として挙げたタグはそのまま使わず、自分の検索で確かめてください。

最初の一歩として、直近の投稿で使ったタグを表に書き出し、役割と確認日の列だけ埋めてみてください。

参考情報・出典